体を温めて冷えを改善しよう


体を温めて冷えを改善しよう

冷えが引き起こすさまざまなトラブル

本格的な寒さが厳しくなると、気になり始めるのが体の冷えです。手足がいつも冷たい、靴下を履かないと眠れない、慢性的な肩コリや頭痛に悩まされている…。特に女性のみなさんはこんな症状にお悩みの方が多いのではないでしょうか。

冷えは、これらの症状の他にもさまざまなトラブルを引き起こします。ホルモンバランスが乱れることによって起こる月経痛や婦人科系の疾患、不妊、肌荒れなどのほか、腰痛や関節痛といった痛み、膀胱炎なども冷えが慢性化することによって起こる症状です。また冷えることで免疫力が低下するため、風邪をひきやすくなったり、疲労が溜まりやすくなったりすることもあります。

また冷えは精神疾患との関連も指摘されています。実際に自律神経失調症やうつ病の治療をしている患者さんの多くが冷えを抱えているのだそうです。古くからインドに伝わる伝統医学であるアーユルヴェーダでも、秋から冬にかけて体が冷える季節になると、メンタル面にマイナスの影響をもたらすと考えられているのだとか。寒い季節になると、なんとなく気分が落ち込むというのは実は体の冷えが影響しているのかもしれません。

このように冷えは私たちの心身にさまざまな影響を与えます。では、なぜ体が冷えてしまうのか、その原因について考えてみましょう。

体を冷やす食べ物、温める食べ物

体を温めて冷えを改善しよう冷えは貧血や低血圧といった体質的なものが原因していることもありますが、それよりも影響を与えやすいのが私たちの生活スタイルや食習慣です。お茶や水など水分を摂るときは必ず冷たいものを選んでいる、夏は冷房の効いた場所で過ごす、加工食品やインスタント物などばかり食べている、さらに運動をまったくしない…そんな現代人にありがちな生活スタイルが冷えを引き起こしていることが多いのです。

特にお茶やジュースなどの冷たい飲み物を頻繁に摂ると、体はすぐに冷えてしまいます。体にいいと言われる生野菜やくだものも場合によっては、冷えを悪化させてしまう原因になることがあります。例えば、トマトやきゅうりといった夏野菜やバナナやパイナップルのような熱帯地方で採れるくだもの。こうした食べ物には体を冷やす効果があるため、寒い時期に摂りすぎるのは避けるべきでしょう。また精製された白い食べ物、白米や白砂糖、パン、うどん、白い小麦粉でできた洋菓子類なども体を冷やすと言われています。

体を温めて冷えを改善しよう

では積極的に摂りたい、体を温めてくれる食材にはどんなものがあるのでしょうか。まず野菜や果物から見ていきましょう。体を温めてくれる野菜には、ごぼうやにんじん、たまねぎ、しょうがなどの根菜の他にかぼちゃやネギといった冬野菜があります。寒い時期には根菜をたっぷり使った鍋物や煮物を楽しんでみてはどうでしょうか。また果物は、りんごやブドウ、さくらんぼやプルーンなど、冬に旬を迎える食材や寒い地方で栽培されているものに体を温める効果のあるものが多いようです。

毎日の主食にあたる、炭水化物についてはどうでしょうか。体を温めてくれる効果のあるのは、玄米や黒砂糖、そばや全粒粉でできたパンやパスタなどの精製されていない食材です。これらの食材は体を温める効果があるだけではなく、栄養素も高くなっている上、食べた時に血糖値がゆるやかに上昇する低GI食品にもあたるので、ダイエットをしている方や血糖値が気になる方にもオススメです。

いきなり白米を玄米に切り替えるのは難しい…という方は、精米率の低い五分づきや七分づきのお米を試してみてはいかがでしょうか。玄米よりもボソボソ感がないので男性やお子さんにとっても食べやすくなっています。最近はレストランなどでも、五穀米や全粒粉パンなどが選べるところも増えてきているので、こうした「色のついた食材」を選んでみるのもオススメです。

体も心も温まる、暖かい飲みもの

お仕事をされている方は仕事中に気分転換や集中力を高めるために、飲み物を用意することも多いのではないでしょうか。また家事の合間にほっと一息入れたい…というときにも体を温める飲み物を選ぶことで、疲労感も軽減し、集中力をアップさせることができます。

頭をすっきりさせてくれる効果のあるコーヒーや緑茶は残念ながら、体を冷やしてしまうため、飲み過ぎは禁物です。お茶を選ぶなら、茶葉を発酵させてある紅茶、ウーロン茶、ほうじ茶などをホットで飲むようにしましょう。体を温めてくれる食材である生姜やシナモンなどのスパイスを加えた紅茶に黒砂糖やハチミツをプラスして飲んでみてもよいでしょう。気分転換にもなって、そのあとの仕事や家事もスピーディーに片付くかもしれません。

また、このような体を温めてくれる飲み物を朝食時に飲むと、体温があがり、代謝がアップした状態で1日をスタートできます。朝は食欲がないので、朝食は食べないという方はいませんか?食事を抜くとますます体温は低下して冷えにつながってしまいます。朝、食欲がないときにも、紅茶に生姜やスパイスを入れたものを飲んでみましょう。温めた豆乳に純ココア、生姜パウダーやカルダモンなどを加えたものも寒い朝にはピッタリの飲み物です。朝、こんな飲み物を飲んでおくと、体がポカポカ温まって元気に一日のスタートを切れるはずです。

体も心も温まる、暖かい飲みもの

晩酌の時に楽しむアルコールはどんなものを選べばよいでしょうか。体を温める効果のあるアルコールには日本酒や紹興酒、赤ワインなどがあげられます。寒い時期、外で飲む時にはビールや白ワインなど、体を冷やす効果のある飲み物はほどほどにして、日本酒や赤ワインに切り替えてみてはいかがでしょうか。

寒さの厳しいドイツでは冬になると、赤ワインにシナモンやクローブ、カルダモンなどの体を温める効果のあるスパイスとはちみつを加え、オレンジやレモンの皮などで香りつけしたグリューと呼ばれる飲み物が出回ります。各地で開かれるクリスマスプレゼントやツリーに飾るオーナメントを売るクリスマスマーケットも、このグリューを片手に白い息を吐きながら買いものを楽しむ人々でにぎわうのだそうです。このグリューは安い軽めのテイストの赤ワインがあればご家庭でも簡単にできますので、是非お試しください。ただし、アルコール類は体を温めるであっても、飲み過ぎると体から熱を発散させ、かえって冷えてしまうため、飲み過ぎはNGです。

寒さが厳しいこの季節、体を芯から温めてくれる食べ物や飲み物を上手にとりながら冷えを撃退し、元気な毎日を過ごしましょう。

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