長寿遺伝子をはたらかせて、若さをキープ


長寿遺伝子をはたらかせて、若さをキープ

ここ数年、雑誌やテレビなどで話題になっている年齢不詳の美しさを保つ、美魔女と呼ばれる女性たち。40代の方がほとんどのようですが、見た目年齢は20代といっても通用するほど、驚くべき若さを維持している方がたくさんいるようです。

みなさんの周りにも、同じ年齢なのに、見た目が若く見える人とそうでない人がいませんか?彼女たちは時間と手間をかけてケアをしているから…という声もありますが、はたして本当にそれだけなのでしょうか。

長寿遺伝子ってどんなもの?

確かに生活習慣や日頃のお手入れなどによっては老化のスピードをはやめてしまうこともあります。しかし最近、見た目年齢の若さは長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子が影響しているのではないかという研究結果が発表され注目を集めています。今回はこの長寿遺伝子と老化のスピードについて考えてみましょう。

長寿遺伝子とはどんなものなのでしょうか。名前から想像すると、生まれつき長生きできる人だけが持っている特別な遺伝子のようなイメージもありますが、実は人間なら誰もが生まれつきもっている遺伝子なのだそうです。

私たちの細胞のなかにある、この長寿遺伝子は普段は眠っている状態にあります。この休眠状態の長寿遺伝子のはたらきを活性化させることで、細胞だけではなく、血液や血管、臓器の老化のスピードを遅らせることができると言われているのです。

血液や血管、臓器の老化を遅らせることができれば、動脈硬化や心臓病などの生活習慣病も防ぐことができます。さらに長寿遺伝子が活性化することで、活性酸素を除去してくれる酵素が増えるという研究結果も報告されています。老化を招く大きな原因のひとつである活性酸素が除去され、損傷をうけた細胞の修復がうまく進めば、肌の老化のスピードを遅らせることもできるのです。

食事のカロリーを見直して長寿遺伝子を活性化

長寿遺伝子をはたらかせて、若さをキープ私たちの健康と見た目の若さを左右する長寿遺伝子。普段は眠っていると言われる、この長寿遺伝子のはたらきを活性化するにはどんな点に気をつければいいのでしょうか。

一番、簡単にできる方法が食事のカロリーを減らすことです。普段から高カロリーの食事が習慣になっているような人の長寿遺伝子はほとんど機能していないと言われています。サルで行われた長期間の実験でもカロリーを制限したエサを与え続けたサルは他のサルよりも長生きし、糖尿病やがん、動脈硬化、脳の退化といった症状も他のサルよりも少ないという結果が出ているのです。

動物たちが厳しい自然界で生き抜いていくには飢餓に耐えなければならないこともあります。エサのない状態でも子孫を残し、種を絶やさないようにするためには、少ない食事でも生き延びていけるような生命機能が必要だったのかもしれませんね。

現代社会で生活する私たちは飽食に悩むことはあっても、飢餓に悩むことはほとんどありません。飽食の結果、長寿遺伝子がはたらかなくなり、その結果、生活習慣病に悩む人が増えたと考えることもできるのです。生活習慣病予防のためにも、毎日の食事のカロリーを見直してみましょう。

カロリーを減らすといっても、ただ食事量を減らせばいいというのではありません。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの必須栄養素はしっかりととりながら、カロリーを減らす方法を考えなければならないのです。言ってみれば、低栄養で高栄養価の食事、それが長寿遺伝子を活性化させるカギなのです。

低栄養で高栄養価の食事とは

主食である炭水化物は精製されたものを控え、玄米や全粒粉のパスタやパンに切り替えてみましょう。白米や白砂糖など精製されているものはビタミンやミネラル、繊維質といった栄養分がなくなっている上にカロリーが高いものが多いため、特に注意が必要です。

おかずには脂肪分の高い肉の代わりに魚や鶏の胸肉、ささみなどの高タンパク低カロリーの食材をチョイスしましょう。丸ごと食べられる丸干しやシラス、にぼしなどもよいでしょう。また、サンマやいわし、サバなどの青魚に含まれる不飽和脂肪酸も長寿遺伝子の活性化に役立つと言われています。

ミネラルを摂るためオススメなのはカロリーが低い海藻類です。昆布の摂りすぎはヨードの過剰摂取になる恐れがあるため、ほどほどに。ワカメやひじきなどを意識してとるとよいでしょう。また食事を腹七分目、八分目でストップさせるのもひとつの目安です。

このように考えると、昔ながらの日本の伝統食や日本で生まれ、世界に広まりつつある長寿を目指す食事療法、マクロビオティックなども非常に理にかなった考え方であると言えるのです。高い食材を用意する必要はなく、若さを維持するためにはむしろ粗食であるほうがいいというのも嬉しいですよね。

その他にもカロリー制限をすることで、副腎皮質ホルモンの分泌が増えてアトピーの症状が改善されたり、記憶力がアップするという報告もあるのだとか。栄養価の高い粗食を続ければ、老化防止だけではなく、いろいろなメリットを享受できるとも言えそうです。

長寿遺伝子をはたらかせて、若さをキープ

適度な運動を続けながら、ストレスを軽減しよう

もうひとつ、長寿遺伝子のはたらきを活性化させるために必要と言われるのが適度な運動です。といってもマラソンのような激しい運動は必要ありません。心拍数を上がると心臓に負担がかかるため、長生きするためには激しい運動は控えるべきと唱える医師もいるほどです。また激しい運動は体内の活性酸素が増やすため、かえって老化を進めてしまうこともあります。

長寿遺伝子は一度、活性化されてもしばらくすると、自然に休眠状態になってしまうと言われています。大切なのは軽い運動を継続したり、カロリー制限を続けて長寿遺伝子を活性化させた状態をキープすること。そのためには無理のない方法を選ぶようにしましょう。

日常生活の中でエスカレーターやエレベーターを使わず、階段を使う、普段バスに乗っている距離を歩いてみる、軽度のウォーキングやラジオ体操などをするのもオススメです。掃除機をかけたり、窓ふきをするときに体を大きく動かしたりするだけでもOKです。

その他に長寿遺伝子の活性化に影響を与えると言われるのが、ストレスです。過度のストレスを感じることで細胞の老化が進み、老化がスピードアップしてしまいます。ストレスを完全に失くすことは不可能ですが、ストレスを発散することは可能です。日頃から気分転換の方法を見つけておくようにしたいものです。

どうしても避けられないストレスに押しつぶされそうなときは、ゲームでも漫画でもいいので自分が「楽しいと思えること」をする時間を作ってみましょう。自分の好きなことをする、これだけでも長寿遺伝子を活性化させる効果があるのです。

カロリー制限、運動、ストレスの解消などすべてを同時に始めようとすると疲れてしまうかもしれません。まずはこの中からひとつでも継続できることを見つけることが長寿遺伝子をはたらかせ、若々しさを保つポイントになると言えるでしょう。

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